水中生態系における分解者とは?
はじめに
分解者は健全な生態系の欠かせない構成要素で、植物や動物の死体を分解し、他の生物が利用できるシンプルな栄養素に変換します。水中の生態系でも同様に、陸上と共通するさまざまな分解者が活動しています。
バクテリア(細菌)
陸上と同様に、バクテリアは水中生態系で最も一般的な分解者です。海中ではあらゆる場所に存在し、植物や動物が死ぬと最初に有機物を分解し、他の生物が利用できる栄養素に変えます。目に見えないほど小さいため「微分解者」と呼ばれます。
菌類(真菌)
菌類も陸上と同様に水中に生息し、微小なものから小哺乳類ほど大きくなるキノコまで様々です。水中では主に顕微鏡的に存在し、分解が始まると有機物の周囲に厚いゼラチン状の層を形成します。これは陸上で見られるカビの層と似ています。
海のミミズ(海洋性環形動物)
海底に潜むミミズは有機残渣を食べて分解し、栄養に変換します。バクテリアや菌類より大きく「大型分解者」として位置づけられ、鮮やかな色彩を持つ種もあり、アクアリウム愛好家が水槽の清掃役として飼育することがあります。
棘皮動物
ウニ、ヒトデ、ナマコなどの棘皮動物は海の生態系に特有の無脊椎動物です。雑食性で植物や動物を食べるだけでなく、岩表面に付着した有機膜も食べて分解します。これにより大型分解者として水中の栄養循環に貢献します。
