ビニールシャワーカーテンが引き起こす健康リスク
米国のセンター・フォー・ヘルス・エンバイロンメント・アンド・ジャスティス(CHEJ)が実施した2段階の調査により、ビニール製(PVC)シャワーカーテンが108種もの有害物質を放出し、室内空気を汚染することが明らかになりました。
健康へのリスク
- 調査で判明した有害物質は、発達障害や生殖機能障害、呼吸器・中枢神経系へのダメージを引き起こす可能性があります。さらに、消費者サイトで嘔吐感、めまい、混乱といった症状が報告されています。
残留効果
- 匂いはすぐに消えても、カーテン設置から28日後も空気中に化学物質が残存していることが確認されました。これらは米国グリーンビルディング評議会の基準を16倍上回り、EPAの有害大気汚染物質リストに掲載された7種が含まれます。
PVCとがん
- PVC製造に不可欠なビニルクロライドは、肝臓の希少がん「血管肉腫」の原因とされ、EPAはヒト発がん性物質に指定しています。また中枢神経系にも悪影響を与えます。
PVC製造の危険性
- 製造現場の労働者はがんや肝硬変のリスクが高まり、地下水汚染により地域全体が避難を余儀なくされるケースも報告されています。CHEJはPVCを「毒のプラスチック」と呼んでいます。
小売業者の対応
- ConsumerAffairsによると、JC Penney、IKEA、Bed Bath & Beyond、Macy’s、Target などがPVCフリーのシャワーカーテン提供に向けた計画を進めています。
