水銀漏れ時の安全対策と処理手順
漏れ対策キット
水銀を取り扱う場合は、専用の漏れ処理キットを用意しましょう。使い切りタイプで、取扱説明書、清掃用具、吸着粉末、廃棄用ビニール袋が含まれています。価格も手頃で、コンパクトに収納でき便利です。
避けるべきこと
- 掃除機で水銀を吸い込まないでください。細かいビーズが吸引口に付着し、蒸気が室内に拡散します。どうしても掃除機を使用する場合は、袋を取り外し、シリンダーを湿った紙タオルで拭き取り、ビニール袋に入れて有害廃棄物として処理します。
- ほうきは使用しないでください。水銀が細かく砕かれ、見つけにくくなります。
- 水銀に直接触れた衣類は洗濯せず、ビニール袋に入れて廃棄してください。洗濯すると機械や排水に汚染が広がります。
蛍光灯が割れたとき
蛍光灯やコンパクト蛍光灯には微量の水銀が封入されています。割れた場合は、すぐに窓を開けて換気し、部屋から人やペットを退避させます。ゴム手袋を装着し、厚紙や硬い紙で破片をすくい、粘着テープで小さなガラス片を拾います。すべてをジップロック袋に入れ、手袋も同様に袋詰めして廃棄します。
小規模な漏れ(数グラム程度)
温度計が割れたなど、数グラム程度の漏れでは、まず部屋から人とペットを退避させます。踏んだり広げたりしないよう注意し、ゴムまたはプラスチック製の防水手袋を着用します。硬いカードや紙で大きな水銀ビーズをすくい、ジップロック袋に入れます。ピペットで大きな滴を吸い取り、湿った紙タオルに移して同様に袋詰めします。漏れキットに含まれる硫黄粉末をビーズにまぶすと、粉末状に変化し、掃除が容易になります。
大規模な漏れ(数十グラム以上)
数十グラム以上の漏れが発生したら、直ちに人と動物を退避させ、窓を開けて換気します。中央空調の送風口は閉め、部屋のドアを施錠し、警告表示を掲示します。州や地方の保健・環境機関へ連絡してください。
1ポンド(約450 g)以上、すなわち液量オンス1杯(約30 ml)以上の漏れの場合は、米国全国応答センター(National Response Center)へ直ちに電話(800‑424‑8802)で報告します。
廃棄方法
水銀や汚染された清掃用具、紙、手袋はすべてビニール袋に入れ、マーカーで「水銀廃棄」等と明記します。その袋をさらに頑丈なごみ袋に入れ、同様にラベルを付けて有害廃棄物処理業者へ持ち込みます。リサイクルセンターでは受け付けられません。多くのホームセンターでは、破損した蛍光灯やCFC灯管の回収を行っています。
