意義
1969年の連邦調査によると、米国の飲料水の4人に3人が公共供給システムから取得しており、そのうち半数が基準未満でした。毒性物質やウイルスが飲料水に混入するリスクが懸念され、1972年の水質汚染防止法は水供給の回復と維持を目的としました。
歴史
EPA設立前、連邦政府は1886年・1899年の河川・港湾法などの水関連法を制定していました。最初の連邦水質汚染防止法は1948年に可決され、水質改善と全国的な汚染対策方針を定めました。その後の改正で執行力が強化され、州の権限が制限されましたが、官庁再編や法体系の乱れにより実効性が低下していました。1972年に水質汚染対策の権限がEPAに移管され、法の一元的運用が可能となりました。
期間目標
本法の使命は、水の化学的・生物学的・物理的特性を改善し、国内の水資源の保全を図ることです。具体的な期限として、1983年までに魚類・野生生物保護のための水質改善を達成し、1985年までに航行可能なすべての水域への汚染物質排出を撤廃することが掲げられました。
主な特徴
単に特定水域の汚染濃度を規制するのではなく、排出源(ポイントソース)ごとに排出量を管理する仕組みを導入しました。1973年までに排出基準(エフルエントリミテーション)指針が公表され、産業界や公共処理施設は法で定められた期限内に基準を遵守する必要があります。目標は1985年までに排出ゼロを実現することでしたが、法的義務ではありませんでした。
定義
エフルエントリミテーションとは、EPAまたは州が設定する、物理的・化学的・生物学的物質の濃度・流量・質に関する排出制限です。ポイントソースとは「識別可能で、限定された、離散的な排水経路」であり、そこから汚染物質が排出される、あるいは排出され得るものを指します。
