マッチ棒を食べたらどうなる?
マッチ棒は食べ物ではなく、体に害を及ぼす可能性があります。ピカと呼ばれる食べ物以外への食欲障害を持つ人は、燃えたマッチや土などを食べたがります。幼児は好奇心で物を口に入れやすく、妊娠中の女性でもピカが現れることがあります。マッチ棒を食べることに興味がある場合は、火をつける道具として使用するのが最善です。
味
- 現代のマッチ棒は赤リン、塩素酸カリウム、硫黄で作られています。赤リンが点火し、塩素酸カリウムと硫黄が燃料となります。マッチが擦られると白リンが生成され、燃焼が始まります。マッチを食べると、金属的で腐った卵のような硫黄・リンの味が口に広がります。
口臭
- マッチ棒に含まれる硫黄成分の影響で、口臭はニンニクに似た匂いになります。ニンニク自体は健康効果がありますが、マッチ棒を食べても同様の効果は期待できません。ペットや子どもがマッチ棒を食べた場合のサインとして、ニンニク臭の口臭が挙げられます。
胃痛・嘔吐・下痢
- リンや硫黄は殺鼠剤にも使われる成分で、摂取すると腹痛、嘔吐、下痢を引き起こすことがあります。イギリス国民保健サービス(NHS)によれば、成人の1日あたりのリン摂取上限は約550 mgです。マッチ棒はこの上限を超える可能性があり、特に子どもにとっては中毒の危険があります。
痙攣・昏睡
- 過剰なリンは体内のカルシウムを減少させ、骨量減少や肝臓・心臓・腎臓、 中枢神経系への深刻なダメージをもたらすことがあります。過去にマッチ工場の労働者でリン中毒が報告されており、重篤な場合は痙攣や昏睡に至ります。
