最新のアメリカ赤十字社 CPR ガイドライン

トレーニング

アメリカ赤十字社は CPR の手順に関するガイドラインを定めています。希望すれば、赤十字のコースで CPR と応急処置の認定を受けられます。コース時間は対象者(成人・子どもなど)により 3 時間から 15 時間まで変わります。従来の手順が間違っているわけではありませんが、効果向上のために新しい手法が取り入れられています。

人工呼吸と胸骨圧迫

新しい手法では、人工呼吸の方法が変更されました。従来は 2 秒間の深い呼吸でしたが、現在は胸が上がるまで 1 秒間の自然な呼吸を繰り返します。胸骨圧迫の比率も変更され、成人・子ども・乳児すべてで 30 回の圧迫に対し 2 回の人工呼吸(30:2)となります。以前は成人が 15:2、子ども・乳児が 5:1 でした。

胸骨圧迫の速度と位置取り

圧迫速度は、従来は成人・子どもで 100 回/分、乳児で 120 回/分と分かれていましたが、現在はすべての年齢層で 100 回/分が標準です。位置取りも変更され、成人・子どもの場合は胸の中央部に手を置き、乳児は乳頭のすぐ下の胸中央部が目安です。圧迫は成人は両手、子ども・乳児は片手で行います。

応急処置

AED(自動体外式除細動器)の使用手順も改訂されました。以前は 3 回のショック後に 1 分間の CPR を行っていましたが、現在は 1 回のショックの後に 2 分間の CPR を実施します。出血止めは直接圧迫のみとし、従来の圧迫点や挙上は使用しません。また、アナフィラキシーに対してはアドレナリン注射、喘息発作には吸入器の使用が推奨されます。

まとめ

これらの手順を正しく実施すれば、多くの命を救うことができます。従来の CPR も有効ですが、改訂されたガイドラインに従うことで、救急患者の生存率がさらに高まります。

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