法医学で使用される分析機器

法医学では指紋・血液・DNA・弾道・文書など、さまざまな証拠を分析するために多数の装置が用いられます。ここでは、主要な機器とその具体的な用途を紹介します。

原子吸光分光法(Atomic Absorption Spectroscopy)

微量金属を検出し、銃撃残留物のプロファイリングに利用されます。また、歯の中のヒ素濃度測定にも用いられます。

ガスクロマトグラフィー/質量分析(Gas Chromatography / Mass Spectroscopy)

血液中の薬物検出、放火調査における煙の特性解析、汗の化学組成の分析など、幅広いサンプルの化学的特徴を明らかにします。

ラマン分光比較装置(Raman Spectral Comparator)

インクや染料の分析に使用され、偽造通貨の検出などに活用されます。各インクは独自のスペクトルを持つため、標準サンプルと比較して真贋を判定します。

ガラス屈折率測定装置(Glass Refractive Index Measurement、GRIM)

破片化したガラスをシリコンオイルと混合し加熱して屈折率を測定します。二つのサンプルが同一の屈折率を示せば、同じガラスからの破片であると判断できます。

E‑FIT(顔面再構築システム)

E‑FITは目撃証言をもとに顔を再構築するシステムです。かつては透明シートを重ね合わせて作業していましたが、現在はコンピュータ上で同様の手順を自動化しています。

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