人骨(遺体)を寄付する方法と手順

医学の発展には人体の解剖学・生理学の研究が欠かせません。生きた人間を内部で観察することはできないため、研究者や医師は遺体や骨の寄付に大きく依存しています。科学と医療の進歩に貢献したいと考える方は、各州にある多くのプログラムに遺体や骨の寄付を申し込むことができます。

寄付手順

  1. 寄付先の選定

    ニューメキシコ州マックスウェル博物館人類学部にある人骨学実験室は、個別に骨の寄付を受け付けています。メール(osteolab@unm.edu)または電話(505-277-3535)でお問い合わせください。

  2. テネシー大学人類学研究施設への寄付

    同施設では法医学人類学者が遺体の分解過程を研究し、骨が他の研究プログラムに活用されます。

  3. その他の選択肢

    多くの医学校は全身遺体を希望しますが、人骨だけの寄付を希望する場合は、人類学・骨学の専門機関に直接問い合わせると、個別に対応してくれることがあります。

  4. 手続きと注意点

    ほとんどのプログラムは遺体を火葬し、遺骨は返却されません。遺族が遺骨を受け取るまでに2年以上かかることもあります。金銭的報酬や個人名の掲載はありませんが、眼球の提供は別途可能です。

  5. 家族への説明

    寄付はデリケートな問題です。家族が反対した場合、プログラムは寄付を中止しますので、事前に十分な話し合いが必要です。

  6. 遺言・法的手続き

    遺言や委任状を作成し、弁護士に相談して法的障壁が残らないようにします。

  7. 寄付先プログラムの選択

    フロリダ大学が提供する米国内医学校リスト(https://www.med.ufl.edu/anatbd/usprograms.html#index)を参考に、希望するプログラムを決めます。

  8. 申し込み書類の提出

    選んだプログラムから送られる登録パッケージに署名し、証人の署名も必要です。

  9. 遺族の役割

    遺体が死亡した後、遺族は葬儀社や寄付先と連絡を取り、搬送費や防腐処理費用を負担します。例として、フロリダ大学は死亡場所が施設から50マイル以上離れている場合、遺族に防腐処理と搬送費を負担させます。

以上の手順と注意点を踏まえて、事前に計画を立てれば、安心して人骨の寄付を実現できます。

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