呼吸を妨げる主な要因と対策
呼吸は吸気と呼気の繰り返しで行われますが、さまざまな要因が呼吸をしにくくしたり、違和感を与えたりします。呼吸困難を感じたら、特に急に症状が現れた場合は速やかに医師に相談してください。
天候の変化
喘息などの呼吸器疾患を持つ人は、気温や湿度の変化で症状が悪化しやすくなります。研究によれば、季節ごとの喘息患者の救急受診件数に増減が見られ、乾燥した空気は喘息発作の大きな引き金となります。
感染症・病気
細菌やウイルスによる呼吸器感染は、呼吸を困難にします。例えば、気管支炎は気道の炎症と粘液の増加を引き起こし、胸部の不快感、痰の多い咳、倦怠感、発熱、喘鳴、息切れなどの症状が現れます。診断には胸部X線が用いられることがあります。
食物アレルギー
食物アレルギーは、アレルゲンが血流に入ることで皮膚に発疹が出たり、肺に到達すると呼吸困難や喘息発作を誘発したりします。口の中のかゆみ、腹痛、下痢、嘔吐、嚥下困難、めまい、血圧低下なども起こり、重症の場合は命に関わります。
消化器系疾患
逆流性食道炎(GERD)などの消化器疾患は、胃酸が食道や喉まで逆流することで咳や喘鳴、呼吸困難を引き起こします。原因には薬剤、食道裂孔ヘルニア、妊娠、全身性硬化症などがあり、胸やけ、嘔吐、嗄声、喉の痛みなどの症状が伴います。
肥満
米国では約3分の2の人が過体重とされ、肥満は2型糖尿病、高血圧、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、がん、うつ病、変形性関節症、呼吸困難など多くの健康リスクを高めます。体重が増えると横隔膜に余分な圧力がかかり、肺の膨張が妨げられるため、呼吸がしにくくなります。
