T4サプリメントの副作用と注意点

概要

チロキシン(T4)は甲状腺で生成されるホルモンで、ヨウ素を含み細胞内の化学反応速度を高めます。成長・発育の調節や、甲状腺機能低下症の治療に用いられます。レボチロキシン、チロキシン、L-3、L-5、L-5'-テトラヨードチロニンなどの名称でも呼ばれます。

事実

  • チロキシンはチロシンとヨウ素が結合して体内で合成され、血中では血漿タンパク質に結合して運搬されます。甲状腺ホルモンが不足している場合に医師が処方し、炭水化物代謝の促進やタンパク質の分解・合成を高めます。

機能

  • T4は内分泌系を介して神経系を刺激し、投与後は体内に約1か月以上残ります。甲状腺刺激ホルモン(TSH)の分泌はT4濃度で調整され、高T4はTSH分泌を抑制します。

副作用

  • 通常は耐容性が高いですが、過剰投与により食欲増進、体重減少、不眠、不安、下痢、熱不耐症、動悸、腸運動増加、狭心症、高血圧、頻脈、不整脈、月経異常などが起こります。

特徴的な副作用

  • 中枢神経系:頭痛、過活動、神経過敏、イライラ
    筋骨格系:筋力低下、震え
    呼吸器系:呼吸困難(呼吸数増加)
    内分泌系:骨密度低下
    生殖系:不妊傾向
    皮膚・毛髪:顔面紅潮、脱毛

考慮すべき点

  • 心血管系:頻脈、不整脈、血圧上昇、脈拍増加、心不全、心停止、心筋梗塞
  • 消化器系:嘔吐、肝機能障害、下痢
  • その他:倦怠感、多汗
  • 小児での過剰置換療法は、偽腫瘍性脳症や股関節大腿骨頭分離症、頭蓋縫合早期閉鎖、骨端早期閉鎖による身長低下のリスクがあります。

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