ライフジャケットの概要と選び方
歴史
最初のライフジャケットは膨張性の動物の皮で作られていました。その後、コルクが使用され、さらにコルクにカポックが混ぜられました。1852年、米国議会は蒸気船の乗客全員にライフジャケットの携帯を義務付けました。現在はコルクやカポックに代わり、発泡プラスチックが主材料として使用されています。
機能
ライフジャケットは、膨張室が自動または手動で膨らむことで浮力を確保します。自動タイプは水に浸ると自動的に膨張し、手動タイプはラチェットを引くと二酸化炭素カートリッジが作動します。どちらのタイプにも、口から空気を吹き込むバックアップチューブが備わっています。
種類
- タイプ I:無意識状態の人を仰向けに保ち、背中がやや上向きになるように設計。遠洋や救助が遅れる可能性のある海上で使用。
- タイプ II:タイプ Iほどの浮力はないが、比較的速やかに立ち上がる姿勢をサポート。子供用サイズが豊富。
- タイプ III:穏やかな内陸水域向けで快適性が高く、ウォータースポーツでよく使用。救助が迅速に行える場所が前提。
- タイプ IV:投げ入れ型の救命具(ライフリングなど)。緊急時に他者へ投げ渡すことができる。
- タイプ V:特殊活動(例:ダイビング、カヌー)専用に設計されたもの。
選び方・点検のポイント
- 年に一度は摩耗や破損、浮力の確認を行う。
- 装着後、顎の上まで上がらないことを確認する。
- 直射日光を避け、涼しく乾燥した場所で保管する。
- 全長16フィート(約4.9メートル)以上の船舶は、タイプ IV の投げ入れ型救命具を備えることが義務。
注意・警告
購入時は、米国海岸警備隊(USCG)とアンダーライターズ・ラボラトリーズ(UL)の認証ラベルが付いているか確認してください。製品はタイプと対象年齢(大人用・子供用)が明示されています。大人用ジャケットを子供に使用しないよう注意し、ボートやレクリエーションでの水上活動時は常にジャケットを着用することが最も安全です。
