道路や鉄道、住宅街など、騒音が問題となる場所に設置されるノイズバリアは、音の伝搬を抑えるための構造物です。場所や騒音レベルに応じて、さまざまな素材や形状が選ばれます。
土の盛り土(バーム)
最も基本的なバリアの一つは、土を盛り上げて作る土の盛り土(バーム)です。見た目は小さな丘のようで、景観に自然なアクセントを加えることができます。音は土に吸収されやすいものの、遮音効果は限定的です。また、広い敷地と時間が必要なため、都市部の狭い道路では実用的ではありません。
樹木(防音林)
道路沿いに植えられた濃密な樹木列も、風除けと同様に音を遮ります。特に常緑樹は一年中葉を保つため、季節を問わず遮音効果が期待できます。自然な景観を提供しますが、効果的に音を防ぐには十分な密度と幅が必要です。
壁(防音壁)
コンクリートや鋼材を主材料とし、音を拡散・吸収する層を設けた防音壁は、住宅地や都市部で広く利用されています。高さは約7~8メートル(約25フィート)までが一般的で、厚みは比較的薄くても効果があります。狭い道路や高架道路にも設置しやすい点が特徴です。
密度(材料の基準)
遮音性能は素材の密度に大きく依存します。一般的に、1平方メートルあたり20キログラム以上の密度を持つ材料は、木材・金属・コンクリートに関わらず有効なノイズバリアとして機能します。密度が高いほど音波の透過を抑えやすくなります。
