必須フローサイトメトリー技術
フローサイトメーターとは
フローサイトメーターは、流体系、光学系、電子系の3つの主要構成要素から成り立っています。流体系は試料をレーザー光線へと導く役割を担い、光学系はレーザーと光学フィルターで試料を照射し、散乱光や蛍光を検出器へと導きます。検出された光は電子系で電気信号に変換され、コンピュータで解析されます。
前方散乱光(FSC)
前方散乱光は、レーザー光軸から約20°の方向に散乱した光を前方散乱チャンネル(FSC)で検出します。散乱光の強度は粒子の表面積に比例し、細胞サイズや生死判定の指標として利用されます。そのため、免疫表現型解析のトリガー信号としても用いられます。
側方散乱光(SSC)
側方散乱光は、細胞内部の屈折面で屈折・散乱した光をレーザー軸から約90°の位置にある側方散乱チャンネル(SSC)で測定します。側方散乱光は細胞の顆粒度や内部構造の複雑さを示し、細胞の顆粒含有量の評価に使用されます。前方散乱光と組み合わせることで、異なる細胞タイプの識別が可能です。
蛍光測定
蛍光は、フルオロクローム標識を用いて細胞内シトカインやDNA、細胞表面受容体などの分子を定量・定性に解析します。各フルオロクロームは特定の吸収スペクトルを持ち、光を吸収した後に励起電子が戻る際に光子を放出します。異なる波長で測定することで、複数の標的を同時に検出できます。
