ホーム酸素使用時の安全対策ガイド
呼吸器疾患を抱える方にとって、ホーム酸素は生活の質を向上させます。携帯型の酸素供給装置を使えば外出も可能です。ただし、酸素は燃焼を助長するため、使用環境では火災リスクが高まります。本記事では、酸素使用時の安全対策をまとめました。
酸素による火災リスク
酸素自体は燃えませんが、酸化剤として燃焼を促進します。酸素濃度が高い場所では、火種があれば衣類や寝具、家具が通常より早く燃えやすくなります。部屋は十分に換気し、酸素ボンベや機器は閉ざされたクローゼットではなく、開放された部屋に保管しましょう。
燃焼源の管理
喫煙、ろうそく、マッチなどの燃焼源は完全に排除してください。
電動玩具やブタン点火器、バッテリー式コンロなど、火花が出る可能性のある機器は使用しないでください。
薪ストーブや灯油ストーブなど、直火を使用する暖房器具は避けましょう。冬場は加湿器で湿度を上げ、静電気による火花の発生を抑えると効果的です。
公共の安全
酸素療法を行っている住宅の入口には「酸素使用中」や「禁煙」などの注意サインを掲示し、訪問者に喫煙やマッチ・ライターの使用を控えるよう伝えましょう。
煙感知器を設置し、定期的に作動確認を行ってください。
酸素機器の安全
液体酸素タンクからの漏れがあると、凍傷を起こす恐れがあります。取り扱う際は絶縁手袋を着用してください。
酸素濃縮器は周囲の空気から酸素を濃縮して供給します。内部は高圧ガスが保存されているため、自己メンテナンスは行わず、必ず専門業者に依頼しましょう。
タンクは必ず垂直に立て、ロープやチェーンで固定して倒れないようにします。使用しないときは安全キャップを閉め、子どもが触れないように注意してください。
