戦時における看護の歴史

初期段階

独立戦争(1775〜1783年)では、植民地軍が負傷兵の看護に女性に報酬を支払いましたが、兵士や兵站係も看護の任務を担っていました。

看護の専門化

南北戦争(1861〜1865年)では、訓練を受けていない女性が看護師として志願しました。Barbara Cherry と Susan R. Jacob の『Contemporary Nursing: Issues, Trends, and Management』によると、約2,000人の女性が連合軍の看護に従事しました。戦争経験を持つ看護師たちは、ニューヨークとボストンに米国初の看護学校を設立する礎となりました。

専門分野の創設

第一次世界大戦(1917〜1918年)で米軍は看護師の訓練を開始し、同時に看護の専門化が進みました。例えば、戦時に最初の看護師麻酔士が誕生しました。

軍看護師の制度化

第二次世界大戦(1941〜1945年)では、看護師が常設部隊として編成され、海外へ派遣される前に基礎訓練を受けるようになりました。ベトナム戦争(1955〜1975年)までに、海軍と空軍にも常設の看護隊が整備されました。

著名な看護師たち

戦時看護師として最も有名なのは、クリミア戦争(1853〜1856年)で看護を科学的に体系化したイギリス人のフローレンス・ナイチンゲイルです。米国では、南北戦争で活躍したドロシア・ディックスとクララ・バートンが知られています。ディックスは軍病院の組織化を行い、バートンは前線で負傷兵の看護を行い、後にアメリカ赤十字社を創設しました。

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