呼吸器系に有害な物質と要因
一酸化炭素
一酸化炭素はヘモグロビンと結合しやすく、酸素の運搬を阻害します。日常的に低濃度にさらされることはありますが、高濃度になると永久的な呼吸器障害や最悪の場合は死亡につながります。
タバコの煙
タバコ煙(直接喫煙・受動喫煙)は7,000以上の化学物質を含み、そのうち250種が人体に有害です。発がん性物質としてアンモニア、一酸化炭素、シアン化水素などがあり、受動喫煙でもヒ素、ベンゼン、ベリリウム、カドミウム、クロムなどが含まれます。
カビ
湿気の多い場所に繁殖するカビは、特に黒カビ(Stachybotrys atra)やアスペルギルス属が有毒です。大量に吸入すると肝臓、腎臓、脳、心臓に障害を与え、喘息や慢性気管支炎といった呼吸器疾患を引き起こすことがあります。
アスベスト
古い建築資材に使用されたアスベスト繊維は吸入されると肺に残留し、線維化や炎症を引き起こします。これによりアスベスト症や肺がん、中皮腫、胸膜肥厚・石灰化などの胸膜異常のリスクが高まります。
