ROフィルターの仕組みと各段階の役割
逆浸透(RO)とは
逆浸透は、浸透という自然現象の逆を利用した水処理技術です。浸透は、塩分濃度の高い側から低い側へ水が移動して濃度を均一にしようとする現象ですが、逆浸透では半透膜を通して低濃度側の水を高濃度側へ強制的に押し出します。塩や大きな分子は膜を通過できないため、結果としてミネラルフリーの浄水が得られます。
前処理(プレフィルター)
最初に水道水は「プレフィルター」=沈殿物除去用フィルターを通ります。ここでは土やサビ、錆びた粒子などの懸濁固形物が除去され、半透膜の寿命が延びます。
活性炭フィルター
活性炭フィルターは半透膜の前後どちらにも設置できます。粉末、顆粒、ペレット状の炭素を高温(約1800℃)で活性化し、微細な孔を多数持たせます。水が通過すると、塩素や農薬、一部の発がん性有機化合物などが炭に吸着され、除去されます。さらに、特定の活性炭は微生物や重金属の除去にも認証されています。
半透膜
半透膜は、セルロース酢酸エステル、ポリスルホン酸エステル、またはポリアミドで作られた薄いシートです。膜表面の有効層は約0.25μmの微細孔で構成され、水分子だけが通過できます。支え層は約100μmで、0.25μm以下の孔は塩分や大部分の汚染物質を遮断し、純水を生成します。
