ストレッチャーの安全な輸送手順

救助者と患者の安全を確保するためには、適切な患者搬送とストレッチャーの取り扱い手順が不可欠です。患者を乗せた状態での搬送、救急車内での固定、病院ベッドへの移乗など、各シーンに合わせた手順を守ることで、事故やケガのリスクを大幅に減らすことができます。実際に作業に入る前に、必ずこれらの手順を学んでおきましょう。

搬送手順

  1. ステップ 1:患者の固定と救助者の配置

    患者をストレッチャーに乗せ、しっかり固定します。最低でも2名の救助者がストレッチャーを持ち上げて救急車へ運びますが、理想は4名で、各コーナーに1名ずつ配置します。

  2. ステップ 2:持ち上げのコツ

    膝を曲げて姿勢を低くし、全員で「1、2、3」と声を合わせて持ち上げます。背中ではなく膝の力で持ち上げ、ストレッチャーが上がったら救急車へ向かって前進します。

  3. ステップ 3:救急車内への搬入と固定

    ストレッチャーを救急車にスライドさせ、足部が床に接するようにします。車体に備えられたロック機構でストレッチャーを固定し、体用ストラップで患者をしっかり固定します。ロック方式は車種により異なるため、取扱説明書や研修で確認してください。

  4. ステップ 4:目的地での取り出し

    到着後、救急車のドアを開けます。外側に2名、内部に2名の救助者を配置し、ストレッチャーを押し出します。足部が床に下りたら、全員が各コーナーに立ち、病院までストレッチャーを押して運びます。

  5. ステップ 5:病院ベッドへの移乗

    ストレッチャーをベッド横に置き、救急室のスタッフと連携して持ち上げ・スライド作業を行います。全員が患者の下に手を入れ、迅速にベッドへ移すことで安全に移乗できます。

  6. ステップ 6:使用しないときの保管方法

    患者がいない状態でストレッチャーを使用しない場合は、床や救急車側面にロックして固定します。保管や搬送に関する規定は所属部隊で異なるため、最新のマニュアルを確認してください。

この手順を守ることで、搬送中の事故を防ぎ、患者と救助者の安全を確保できます。

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