脂質が皮膚にもたらす効果

脂質は皮膚の細胞間マトリックスに容易に浸透し、マトリックスとバリアの固定を助けます。保湿性が高く、水分蒸発を抑えて皮膚全体の健康を向上させます。

細胞形成

成人の角質層は、平坦化した死んだ角化細胞(ケラチノサイト)が25〜30層重なって構成されています。これらの細胞は定期的に剥がれ落ち、脂質分子の働きで下層から新しい細胞が供給されます。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、赤みと鱗屑を伴う炎症性の痒みが強い皮膚疾患です。角質層が損傷すると発症しやすく、皮膚の顆粒層(顆粒細胞)から分泌される脂質が、死んだ表皮細胞と層を成すことで外層の再構築を助けます。

乾燥肌

乾燥肌は角質層バリア機能の低下により、経皮的水分喪失(TEWL)が増加し、皮膚が脱水状態になります。米国医学ジャーナルは、脂質が乱れたバリア機能の回復に重要な役割を果たすと報告しています。

エイジングケア

脂質はシワ対策に有効なシンプルな成分です。2009年7月12日付のJournal of Lipid Researchは、脂質分子が皮膚の老化防止に新たな役割を持つことを示しました。

その他の効果

天然脂質には必須脂肪酸、フィトステロール、ビタミンEなど、皮膚に必要な栄養素が豊富に含まれています。そのため、脂質は皮膚の保湿、日焼け防止、湿疹や酒さ(成人の皮膚疾患)にも重要な機能を発揮します。

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