水中の硝酸塩除去と安全な飲料水確保

モニタリング

井戸水は最低でも年に一度は検査しましょう。私的検査所では硝酸塩と細菌の検査に10〜20ドル程度かかります(2009年EPAの情報)。井戸のひび割れ、キャップの欠損、沈降などを定期的に確認し、検査結果や点検記録を保存して問題の発生時期を把握できるようにします。敷地に浄化槽がある場合はその状態も点検してください。硝酸塩濃度は季節や場所により変動します。農業地域の井戸は肥料散布後の春に検査すると効果的です。

予防策

硝酸塩が井戸や湧き水に流入しないよう、事前に対策を講じることが重要です。主な汚染源は家畜の糞尿、肥料、浄化槽、給水管の破損、その他の有機物です。少量の栄養分でも硝酸塩濃度は上昇します。ノースカロライナ州水質情報では、汚染源から最低100フィート(約30m)離れた位置に井戸を設置し、周囲に土手を作って雨水の流入を防ぎ、井戸口をコンクリートスラブで囲むことが推奨されています。

逆浸透(RO)

逆浸透は水に圧力をかけ、半透膜を通して浄化するシステムです。処理過程で大量の廃水が発生し、エネルギー消費も大きいのが欠点です。RO装置は硝酸塩を完全に除去できないことが多く、適切にメンテナンスしないと汚染物質を除去できません(ノースダコタ州立大学の調査)。全宅用ROシステムの導入費用は2010年時点で約4,000〜8,000ドルと高額です。

イオン交換

イオン交換樹脂は塩化物や硫酸塩イオンと硝酸塩イオンを交換して除去します。処理後は規定量の塩化物を追加する必要があります。ペンシルベニア州立大学の情報によれば、硫酸塩濃度が高い水はイオン交換の効果が低下します。

新たな水源の確保

硝酸塩除去は容易ではありません。既存の水源に別の水を混合して濃度を薄めるか、全く新しい水源を探す必要があります。混合は元の水源に再び栄養分が増えるリスクがあるため好ましくありません。新たな水源の確保は費用と手間がかかりますが、硝酸塩は水に溶けやすく除去が難しいため、長期的には最も現実的な選択肢になることもあります。

注意点

沸騰などの従来の安全対策は硝酸塩を除去できません。むしろ沸騰により濃度が上昇する可能性があります。

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