血漿の構造と成分
血漿の概要
血漿は淡い黄色をした液体で、食物、老廃物、ホルモン、ガスなどが溶解した状態で存在します。脂肪滴や(脊椎動物では)酸素以外のほぼすべての物質を運搬する役割を担っています。
構成要素の違い
部位によって血漿の組成は大きく変わります。たとえば肝門脈(腸から肝臓へ向かう血管)では、糖やビタミン、アミノ酸といった栄養素が豊富に溶け込んでいますが、体の他の静脈ではそれほど高濃度ではありません。
タンパク質
血漿中にはアルブミン、抗体、フィブリノーゲンなど多数のタンパク質が含まれます。これらは浸透圧の維持、免疫応答、血液凝固などに重要な役割を果たします。
無機塩類
ナトリウム、カリウム、塩化物、重炭酸塩、カルシウムなどの無機塩類が豊富に含まれ、神経インパルスの伝導や二酸化炭素の運搬、緩衝作用、血液凝固に関与します。
ホルモン
インスリンやテストステロンなど、重要なホルモンも血漿に溶け込んでいます。
色素
無脊椎動物では、血漿に色素が保持されます。例としてエビのヘモシアニンやミミズのヘモグロビンがあります。
