屋内空気汚染の主な原因とは?
大気汚染は呼吸器感染症、喘息、肺がんなどの肺疾患の主な原因です。米国肺協会(ALA)によれば、肺疾患は米国で死亡原因第3位となっています。屋内空気汚染は、ガスや粒子を放出するさまざまな要因から生じ、特に家庭内での空気質低下の主因となります。
燃焼系統
- 暖房システムや暖炉、薪ストーブ、煙突、給湯器、乾燥機、灯油ヒーターなどは、ガス・石油・灯油・石炭・木材を燃焼させ、一酸化炭素や二酸化窒素などの有害物質を放出します。
- タバコの煙も約4,000種の化学物質(うち43種が発がん性)やホルムアルデヒド、一酸化炭素を含み、室内汚染の大きな要因です。
建築資材
- 石綿(アスベスト)は耐火材としてかつて広く使用され、配管や炉の断熱材、シングル、壁材、テクスチャ塗料、床タイルなどに含まれます。除去作業時に繊維が空気中に飛散し、室内の石綿濃度が上昇します。現在は新築では使用が制限されています。
家具
- 合板やパーティクルボード、OSB、MDFなどの圧縮木材は、接着剤に含まれるホルムアルデヒドから揮発性ガスを放出し、室内空気を汚染します。
家庭用洗浄剤
- 塗料、ラッカー、ペンキはがし、洗剤、消毒剤、農薬、建材、木材防腐剤、エアーフレッシュナー、スプレー缶、蛾除け、燃料、車用品、ドライクリーニングされた衣類などから揮発性有機化合物(VOC)が放出されます。コピー機やプリンター、修正液、接着剤、マーカーなどの事務用品にも含まれ、使用中だけでなく保管中も空気中に残留します。
屋外からの侵入源
- ラドンは自然に発生する放射性ガスで、見た目・臭い・味がなく、床や壁、配管の亀裂から住宅内に侵入します。WHOはラドンを世界的な健康リスクとし、ALAは肺がんの第2位、EPAは非喫煙者の肺がんの主要因としています。
- 農薬(殺虫剤・消毒剤)はスプレー、液体、粉末、スティック形態で室内でも使用されますが、土壌やほこりに付着した状態で靴や衣服を通じて室内に持ち込まれることもあります。
