美しく整えられた手は、清潔感や上品さを象徴しますが、マニキュアに含まれる化学物質は健康リスクを伴うことがあります。ここでは、代表的な成分とその危険性をわかりやすく解説します。
トルエン
トルエンはマニキュアの溶剤として使用され、他の成分を溶かす役割があります。しかし、動物で先天性欠損を引き起こし、中枢神経系に影響を与える危険な化学物質です。誤って飲み込むと致命的になることもあります。
ホルムアルデヒド
ホルムアルデヒドも溶剤として使用されますが、強い発がん性が確認されています。目・鼻・喉の粘膜を刺激し、長時間の吸入は健康被害をもたらす可能性があります。
酢酸エチル
酢酸エチルは揮発性が高く、マニキュアを乾かす役割を果たします。しかし、蒸発した蒸気を吸い込むと皮膚からも吸収され、肺・心臓・腎臓・肝臓にダメージを与える恐れがあります。
酢酸ブチル
酢酸ブチルも同様に溶剤として使用されますが、毒性があり、目・皮膚・肺を刺激します。
ジブチルフタレート
ジブチルフタレートはチップ割れ防止のために添加されますが、欧州連合では使用が禁止され、米国ではまだ許可されています。早熟、男性の精子数減少、性機能障害、胎児発育障害などと関連しています。
フタル酸無水物
ジブチルフタレートの代替として使用されることが多いフタル酸無水物も、免疫・呼吸器系への毒性が指摘され、発がん性や臓器障害、粘膜刺激のリスクがあります。
