亜鉛めっき波形鋼管の仕様と設計
波形鋼管は雨水排水管やカルバート、雨水貯留システムで広く使用され、過酷な環境や埋設深さにも耐えることができます。建物の構造体としても支持力を提供します。耐久性向上のために、亜鉛めっき(ガルバナイズ)をはじめとした各種コーティングが施されます。
亜鉛めっき(ガルバナイズ)
波形鋼管は熱浸漬、電気めっき、機械めっきのいずれかで亜鉛コーティングされます。亜鉛層は鋼材を腐食から守り、管の寿命を大幅に延長します。防錆性をさらに高めるために、アスファルトで上塗りされることもあります。
規格
米国では、亜鉛めっき波形鋼管および継手は、全米州間高速道路・輸送委員会(AASHTO)と全米波形鋼管協会(NCSPA)の規格に従います。規格はめっき方法、基材組成、管形状、施工方法、カップリングバンドなどの素材要件を定めており、継手は管本体と同じ材質・めっきが必要です。
設計形状
亜鉛めっき波形鋼管は、全円形とアーチ形の2タイプがあります。全円形が一般的ですが、天井高が不足する場所ではアーチ形が推奨されます。アーチ形は低く広い断面で容量を確保でき、勾配を上げずに横方向に流量を分散できます。管は円周方向に波形が入っており、継手はヘリカルロックやリベット継ぎで組まれます。
コーティング厚さ
波形鋼管の亜鉛めっきは、片面最低10ミル(約0.25 mm)以上が標準です。1平方フィートあたり2オンス(約56 g)の塗布で、pH6〜10のアルカリ環境でも耐え、抵抗値は2,000〜8,000 Ω·cm、耐用年数は最大50年と評価されます。1平方フィートあたり4オンスで塗布すれば、さらに性能が向上します。
