アンモニア冷媒漏れの健康影響
アンモニアは無色のガスで、刺激的な強い匂いを持ちます。食品加工や肉処理工場などでは、従来の冷媒に代わる安価で環境負荷の低い冷媒として使用されますが、高濃度になると有毒で、漏れが発生すると深刻な健康被害を引き起こします。
呼吸器系への影響
アンモニアガスを吸い込むと、呼吸器にすぐに焼けるような刺激を感じ、激しい咳が出ます。重度の曝露は肺水腫や慢性気管支炎などの深刻な合併症を招くことがあります。
鼻・喉への影響
アンモニアは鼻と喉の粘膜を刺激し、灼熱感をもたらします。吸入後、鼻腔や喉が腫れることがあります。
皮膚・眼への影響
眼はアンモニアの蒸気に触れると涙が出やすく、コンタクトレンズを装着していると刺激が増幅され、重症例では永久的な障害や失明に至ることもあります。皮膚が直接接触すると凍傷様のやけどを起こし、軽度の場合はしびれやかゆみが生じます。
その他の影響
アンモニアは嗅覚を鈍らせるため、臭いだけで漏れを検知するのは危険です。また、曝露後に吐き気を催すことがあります。
