EMS従事者が背中の怪我を防ぐための患者搬送法
はじめに
救急医療サービス(EMS)のスタッフは、救急現場で最初に対応することが多く、患者を担架に乗せたり降ろしたりする作業を日常的に行います。そのため、背中の怪我が頻発し、欠勤や給与の減少につながります。状況を的確に評価し、正しい持ち上げ技術を身につけることで、怪我のリスクを大幅に減らすことができます。
背中の怪我を防ぐための6つのステップ
ステップ1:状況を評価する
患者をどのくらいの距離運搬するか、地面から担架へ持ち上げる必要があるかを確認します。屋外で坂道や岩場を通る場合は、事前に搬送経路と使用する装備を計画しましょう。
ステップ2:必要な人員を確認する
体重が非常に重い患者や階段を下りる場合は、追加のスタッフが必要です。作業を開始する前に、他のEMSメンバーに支援を要請してください。
ステップ3:補助装置を使用する
各組織で用意されている持ち上げ補助具(例:階段用チェアリフト)を確認し、正しい使い方を習得しておきます。
ステップ4:担架と患者を正しく持ち上げる
担架を最下部から救急車の高さまで持ち上げます。足は肩幅に開き、腹筋を締め背筋はまっすぐに保ちます。膝を曲げて脚の力で持ち上げ、腰ではなく脚で作業しましょう。
ステップ5:チームと連携する
仲間と持ち上げ開始の合図を合わせ、同時に持ち上げることでバランスを保ちます。コミュニケーションを怠らないことが安全の鍵です。
ステップ6:日常的に体力を維持する
背中や腹部の筋力が弱いと怪我のリスクが高まります。腕・脚・背中・肩の筋力トレーニングに加え、クランチなどの腹筋運動で体幹を鍛えましょう。
