肝臓移植手術で使用されるチューブの種類とは?
肝臓移植は、血管のバイパスやカテーテル、排液チューブを用いる高度な手術です。手術中に体内に残すものと、回復期に取り外すものがあります。以下に主に使用されるチューブとその役割をまとめました。
Gottシャント
手術中、Gottシャントは下大静脈と肝臓の門脈から血液を、事前に採取した腋窩静脈へ迂回させ、心臓へ戻す役割を果たします。これにより肝臓への血流を一時的に遮断し、移植作業を安全に進められます。
カテーテル
腋窩静脈が小さく、7 mmのGottシャントが通らない場合は、心臓バイパス用カテーテルが代わりに使用されます。カテーテルは血流の迂回経路として機能し、手術中の循環を維持します。
Tチューブ
Tチューブは胆汁を体外のバッグへ排出するためのチューブです。手術後数か月間体内に留め、胆汁の排出を管理します。外部バッグに胆汁がたまるため、患者は定期的にバッグを交換する必要があります。
Jackson‑Prattドレーン
Jackson‑Prattドレーンは、肝臓周囲にたまった余分な液体を吸引し、体外へ排出するためのドレーンです。入院中は体内に残し、液体の蓄積を防ぎます。
合併症
Tチューブは皮膚感染やチューブの位置ずれといった合併症を引き起こすことがあります。感染予防と適切な管理が重要です。
