脂肪吸引のリスクと注意点

米国では理想的な体型への関心が高く、毎年何十億ドルもの予算がダイエットや美容整形に投じられています。その中でも脂肪吸引は、皮下の余分な脂肪を特殊な吸引装置で除去する手術として広く行われています。男女問わず顔の頬や腹部、ふくらはぎなど様々な部位に適用できますが、手術にはリスクも伴います。以下に主な合併症と対策を紹介します。

皮膚のたるみ

大量の脂肪を一度に除去すると、皮膚の弾力性が不足してたるみが残ることがあります。伸びやすい肌(ストレッチマークがある人)は特にリスクが高く、必要に応じて後日の皮膚除去手術が検討されます。

しこりや凹凸

手術後に皮膚が平滑でないケースがあります。約20%の患者が不均一な凹凸や左右非対称を経験し、追加の整形が必要になることがあります。

瘢痕(傷跡)

脂肪吸引は4〜10mm程度の小さな切開で行われますが、切開部位には永久的な傷跡が残ります。傷は陰毛や皮膚のシワに隠れやすく、適切なケアや傷跡ケアクリームで色素沈着や硬化を抑えることができます。手術後約1年で細い白線に変わります。

腫れ(浮腫)

手術後は通常、浮腫が起こります。数週間から数か月続くことがあり、神経を圧迫してしびれやチクチク感を生じることがあります。圧迫衣の着用は浮腫を抑え、回復を早めます。

感染症

すべての手術と同様に感染リスクがあります。軽度から重度まで様々で、術後に皮膚の紅斑や疼痛、嘔吐、発熱、寒気などが見られたら抗生物質の投与が必要です。

臓器損傷

吸引チューブは小さな切開から体内に挿入されますが、視認できないため内臓(例:腸壁)を誤って穿孔する危険があります。穿孔が起きると感染や外科的修復が必要になることがあります。

手術を検討する際は、これらのリスクを十分に理解し、信頼できる医師と相談することが重要です。

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