レーザーによるタトゥー除去治療の流れと注意点
タトゥーは一生もののボディアートとして多くの人に選ばれますが、後悔したときの選択肢は限られます。カバーアップタトゥーか、レーザーでの除去です。本記事では、専門医が行うレーザータトゥー除去の全プロセスと注意点をわかりやすく解説します。
初回カウンセリング
施術を担当する医師との最初の面談です。医療歴や過去の皮膚トラブルを確認し、タトゥーのサイズ・形状・インクの状態を評価します。使用できるレーザーの種類や治療回数、瘢痕(はんこん)のリスクについても説明されます。
麻酔(痛み止め)
レーザーは痛みを伴うため、以下のいずれかで局所的に麻酔します。
- リドカインやプリロカインなどの局所麻酔クリームを塗布
- 注射による局所麻酔薬の投与
- 冷却装置(クライオユニット)で皮膚表面を凍結し、痛みを軽減
レーザー照射(除去)
主にQスイッチレーザーが使用され、高エネルギーのパルス光でインク粒子を破壊します。破壊されたインクは体内のリンパ系で自然に排除され、最初の照射で少しずつ色が薄くなります。タトゥー除去は、タトゥーを入れる時間よりは短時間で済みます。
再来院と間隔
レーザー除去は1回で完了しません。体がインクを処理する時間を確保するため、次回の施術は通常1か月から8週間の間隔で行います。黒インクは比較的除去しやすい一方、緑やティールなどの色は染料の性質上、時間がかかります。タトゥーインクはFDAの規制対象外で製造基準が統一されていないため、正確な完了回数は予測できません。
アフターケア
除去後は以下のケアが重要です。
- 腫れや痛みが出たら氷で冷却し、必要に応じてイブプロフェン等のNSAIDsを服用
- 感染防止のため、医師から処方された外用抗生物質を使用
- 長時間の入浴やプールは避け、リンパの流れを妨げないようにする
- 紫外線に弱くなるので、SPF25以上の日焼け止めを塗布
適切なアフターケアを行うことで、瘢痕や色素沈着のリスクを最小限に抑えることができます。
