拡張掻爬術(D&C)とは?
拡張掻爬術(D&C)とは
拡張掻爬術(Dilation and Curettage、略称 D&C)は、子宮頸部を拡げて細いスプーン状の器具(キュレット)で子宮内膜を削り取る手術です。以下のような異常の診断・治療に用いられます。
- 子宮出血異常
- 過多月経
- 流産
- 不完全流産
- 胎盤残存物
- 子宮内膜ポリープ
- 子宮筋腫
- 子宮がん
手術の流れ
手術は外来診療で行われ、当日中に帰宅できます。多くは全身麻酔下で実施されるため、意識はなく痛みもありません。
1. スペキュラムで膣を開きます。
2. 拡張器で子宮頸部を広げ、キュレットを子宮内に挿入します。
3. キュレットで子宮内膜や異常組織を削り取り、採取した組織は病理検査に回します。
手術のリスク
一般的に安全な手術ですが、以下の合併症が起こる可能性があります。
- 感染
- 出血
- 子宮頸部・子宮の損傷
- 瘢痕(癒着)形成
- 子宮穿孔
- 麻酔に伴う合併症
術後の回復
多くの女性は軽い腹痛や出血を経験しますが、鎮痛剤で対処できます。術後数日は重い荷物を持つことや激しい運動は避けましょう。
数日以内に日常生活へ復帰できることが多いですが、医師の指示は必ず守ってください。
