フレンエクトミー(唇ひだ切除術)の副作用とリスク
フレンエクトミーには、上唇側のラビアルフレンエクトミーと舌側のリンガルフレンエクトミーの2種類があります。ラビアルフレンエクトミーは、上唇と上顎歯肉をつなぐ薄い皮膚が張って歯肉を引き離すときに行われます。リンガルフレンエクトミーは、舌の下側を口底に結びつける筋肉と皮膚が舌の奥深くまで伸びており、会話・嚥下・食事に支障をきたす場合に実施します。
レーザー手術
レーザーを用いたフレンエクトミーは、切開と同時に血管を凝固させるため出血が少なく、手術時間も短くて済みます。ただし、手術中は患者が完全に静止している必要があります。成人は局所麻酔のみで済むことが多いですが、子供の場合は全身麻酔が推奨されることがあります。
麻酔を使用する場合は、全ての手術と同様に麻酔薬に対する副作用(めまい、吐き気、視覚障害など)に注意が必要です。
レーザー手術後の注意点
手術後に神経損傷が起こることがあります。軽いチクチク感から感覚が完全に失われるまで症状は様々です。多くは数週間で回復しますが、稀に長期間感覚が戻らないケースもあります。
メス(スカルペル)手術
メスを使う従来のフレンエクトミーは、レーザーに比べて出血が多く、手術時間も長くなります。切開後は血管が自然に止血するまで時間がかかり、外科医は止血処置が必要です。
メス手術後の注意点
メス手術では縫合が必要です。縫合糸が傷が完全に治癒する前に外れた場合は、再診が必要です。また、縫合部は常に清潔に保ち、感染予防に努めなければなりません。縫合があることで傷が外部に開いたままになるため、感染リスクが高まり、回復までの期間もレーザー手術より長くなります。
手術全般のリスク
すべての外科手術には共通の副作用があります。出血、腫れ、内出血、疼痛は一般的です。術後に過度の腫れや赤み、出血が見られた場合は、すぐに担当医に連絡してください。
