手術室のターミナルクリーニングとは?
手術室のターミナルクリーニングは、手術後に行う徹底的な清掃・消毒プロセスです。すべての汚染源を除去し、次の手術に向けた無菌環境を確保します。
ターミナルクリーニングの主な手順
1. 準備
手術チームは手術器具、ドレープ、使用した材料をすべて取り除き、外部からの汚染を防ぐために部屋を閉鎖します。
2. 粗大汚染除去
表面や機器に付着した目に見える汚れ、血液、組織残渣などを除去します。消毒液で拭き取り、目に見える有機物を取り除く作業です。
3. 清掃
壁・床・天井・備品・機器をすべて、消毒用クリーナーとマイクロファイバークロスで徹底的に拭きます。特にドアノブ、スイッチ、手術器具のハンドルなど高頻度接触部位に注意します。
4. 消毒
全表面・機器・器具にスポリシド・ディスインフェクタントを塗布し、メーカー指示の接触時間を守って殺菌します。
5. 洗浄
残留した消毒剤を除去するため、無菌水で十分にすすぎます。
6. 乾燥
無菌タオルで拭くか、自然乾燥させます。
7. 機器のメンテナンス
再使用可能な器具や機器は分解し、メーカーの手順に従って洗浄・滅菌します。
8. 清浄度の確認
目視検査や必要に応じて微生物サーベイランステストを実施し、無菌性を確認します。
9. 記録
ターミナルクリーニング完了と観察結果は手術室ログまたは電子カルテに記録します。
標準化されたプロトコルと厳格な感染管理を守ることで、手術部位感染のリスクを低減し、安全な手術環境を維持できます。
