胃バイパス手術の概要と手術方法
概要
胃バイパス手術は、胃の容量を小さくし、満腹感を得るために必要な食事量を減らす減量手術です。肥満が健康に深刻な影響を及ぼす患者に対し、胃のサイズ縮小と消化経路の変更の二つの効果で体重減少を促します。
手術方法
開腹手術
従来の方法で、腹部に大きな切開を加えて胃を直接操作します。回復に時間がかかり、ヘルニアや感染、瘢痕のリスクが高くなります。
腹腔鏡手術
小さな切開を4~6箇所入れ、カメラ(腹腔鏡)と細い手術器具で行う低侵襲法です。モニターで内部を確認しながら手術でき、回復が早く合併症のリスクも低減します。
バイパス手術の手順
手術は主に二つの目的があります。
- 胃の容積を減らす:胃の上部に約2テーブルスプーン分の小袋(ポーチ)を作り、ステープルで本体と切り離します。食事はこのポーチに直接入るため、満腹感が早く得られます。
- 栄養吸収を抑える:小腸の空腸(じょうちょう)をポーチに接続し、食物が胃の残り部分と一部の小腸をバイパスして直接空腸へ流れます。これにより脂肪とカロリーの吸収が減少します。
手術後は医師の指導のもと、食事制限や適度な運動を継続することが重要です。
