胃ステープル手術のリスク
胃ステープル手術(胃バイパス手術)は、胃の容量を大幅に減らし、食事量とカロリー摂取を制限することで体重減少を促す手術です。肥満患者において、体重減少だけでなく糖尿病や心筋梗塞、早期死亡リスクの低減が期待されます。手術方法は患者の全身状態や減量目標により選択されますが、手術前にリスクと副作用を十分に理解することが重要です。
ダンピング症候群
胃の内容物が急速に小腸へ流れ出すことで起こります。高脂肪食や甘いものを摂取した際に起こりやすく、吐き気、嘔吐、発汗、めまい、下痢などの症状が現れます。
切開ヘルニア
大きな切開を伴う腹部手術後に、手術部位が弱くなりヘルニアが形成されることがあります。重症例では再手術が必要になることがあります。
血栓症
全ての手術に伴うリスクですが、肥満や喫煙者では特にリスクが高まります。脚の運動やウォーキング、間欠的圧迫装置、血液を薄める薬剤の投与などで予防できます。
稀な合併症
胃と小腸の間の開口部が狭くなることがあり、手術や拡張用チューブの留置が必要になることがあります。
その他のリスク
脱水、胆石、食物不耐症、腎結石、低血糖、出血性胃潰瘍、ビタミン・ミネラル欠乏などが報告されています。これらは摂取できる食事や栄養素が制限されることに起因します。
