胃スリーブ手術が自分に適しているかを判断する方法
胃スリーブ手術(スリーブ胃切除術)は、すべての人に適した減量法ではありません。手術では、胃の60〜85%を永久的かつ不可逆的に切除し、細長いスリーブ形状にします。その結果、少量の食事で満腹感が得られ、体重が減少します。手術を受けるかどうか判断する際は、以下のポイントを検討してください。
適切な候補者かどうか
- 米国国立衛生研究所(NIH)は、BMIが40以上の方を手術適応としています。女性で約45kg(100ポンド)以上、男性で約36kg(80ポンド)以上の過体重が目安です。糖尿病や高血圧、心疾患など体重関連疾患を抱え、BMIが35〜39の方も特例として手術が検討されます。また、手術後に頻繁な通院が難しい患者にも適応されることがあります。
胃スリーブ手術の費用
- 手術費用は約12,000〜22,000米ドルで、術後の検診費用は医療機関により異なります。比較的新しい減量手術であるため、保険適用の可否は加入している健康保険会社に確認する必要があります。
胃スリーブ手術のメリット
- 手術後1年で体重の30〜60%の減少が期待できます。腸を切除したり、消化管に医療機器を留置しないため、術後の合併症リスクが低減します。胃バイパス手術で起こりやすい「ダンピング症候群」(食物が小腸に急速に流れ込み、嘔吐や下痢を引き起こす)も起こりません。術後の食事制限も比較的緩やかです。2型糖尿病、高血圧、コレステロール異常、睡眠時無呼吸症候群などの合併症が改善するケースが多数報告されています。
胃スリーブ手術のデメリット
- 腸バイパス手術に比べ、体重減少の速度や程度がやや劣ります。また、時間とともに胃スリーブが伸び、食事量が増える可能性があります。BMIが70以上と極度に肥満な方は、追加の外科的手段が必要になることがあります。手術が比較的新しいため、長期的な安全性や効果に関するデータはまだ限られています。
