胃粘膜の構造・機能・保護メカニズム

胃粘膜の概要

胃粘膜は胃の内壁を覆う粘膜層で、強酸性の胃液から胃壁を守りながら、消化に必要な酵素を分泌します。

主な構造

胃粘膜は大きく3層に分かれます。

  • 上皮層(表皮層):単層円柱上皮が連続し、粘液と重炭酸イオンで酸からのバリアを形成します。
  • 固有層(固有膜):血管、免疫細胞、胃腺が分布し、粘液やペプシンなどの消化酵素を産生します。
  • 粘膜筋層:薄い平滑筋層で、胃の収縮運動を助け、内容物の混合と排出を促します。

機能と保護メカニズム

上皮細胞が分泌する粘液は胃酸を中和し、胃壁を物理的に保護します。また、上皮細胞自体が速やかに再生されるため、酸性環境でも損傷を最小限に抑えることができます。

固有層の胃腺は粘液とともに胃酸を中和する重炭酸イオンを分泌し、さらにペプシノーゲンを産生して胃酸により活性化され、タンパク質分解を開始します。

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