鼠径ヘルニア手術後に期待できること
手術の種類
米国外科医会によると、鼠径ヘルニアの手術には開腹手術と腹腔鏡手術の2つがあります。開腹手術は鼠径部に切開を入れ、ヘルニアを腹腔内に戻し、縫合やメッシュで補強します。腹腔鏡手術は腹部に数か所の小さな切開を作り、カメラ付きのラパロスコープを挿入して内部を拡大表示し、合成メッシュで修復します。
手術後の経過
合併症がなければ、ほとんどの場合は当日退院できます。全身麻酔を受けた場合は、運転など注意が必要な作業は2〜3日間控えるよう指示されます。
活動再開の目安
米国外科医会の推奨に従い、段階的に活動を再開してください。腹腔鏡手術の場合は1〜2週間で通常の活動に戻れますが、開腹手術の場合は2〜3週間かかります。手術後2週間は、激しい運動や10ポンド(約4.5kg)以上の重いものを持ち上げることは避けましょう。
創部のケア
切開部からの軽い滲出は正常です。ただし、創部や包帯が血でびっしょりになる場合は、すぐに担当医に連絡してください。傷跡は通常4〜6週間で治癒します。
考えられる合併症
感染、膀胱損傷、精巣の腫れ、ヘルニアの再発などが報告されています。特にヘルニアが陰嚢まで広がっている場合は合併症のリスクが高くなります。体温が38.5℃以上の発熱、悪寒、激しい疼痛、創部からの大量の滲出がある場合は、速やかに医師に相談してください。
