食道裂孔ヘルニアが体にもたらす影響とは?
食道裂孔ヘルニアとは
食道裂孔ヘルニアは、胃の上部が横隔膜の開口部を通って胸腔に入り込む状態です。横隔膜は胸部と腹部を分ける筋肉で、ここが弱まると胃が上方へ突出します。
主な症状
- 胸やけ(逆流性食道炎)
- 胃内容物の逆流(食べ物や液体が口に戻る)
- 嚥下困難
- 胸部痛
- 吐き気・嘔吐
- 膨満感、腹部膨張
- げっぷやガスの増加
重篤な合併症
- 胃や食道からの出血
- 貧血(鉄欠乏性)
- 栄養不良
- 肺炎などの呼吸器合併症
- 胃のねじれ(嵌頓)による急性症状
診断と治療
症状が疑われる場合は、内視鏡検査や上部消化管造影、CTなどで診断します。治療は症状の程度や合併症の有無に応じて選択します。
- 食事・体重管理、姿勢改善などの生活習慣の見直し
- 胃酸分泌抑制薬やプロトンポンプ阻害薬などの薬物療法
- 薬物で改善しない場合や合併症がある場合は、腹腔鏡手術などの外科的治療が検討されます
早期に医師の診断を受け、適切な治療を行うことで症状のコントロールや合併症の予防が可能です。
