股関節置換術後にMRI検査は受けられるのか?
MRIは様々な疾患の診断や治療計画に用いられる画像検査です。股関節置換術を受けた後でも、インプラント付近を撮影しなければMRI検査は受けられます。ただし、インプラントに使用される金属(クロム・コバルト合金、チタン合金、ポリエチレン、セラミックなど)は磁場の影響で画像に歪みを生じさせます。
股関節置換術
股関節置換術では、損傷した軟骨や骨を除去し、骨盤のソケットを整形したうえで、人工の球(フェムル)を取り付けます。使用される材料は主にクロム・コバルト合金、チタン合金、ポリエチレン樹脂、場合によってはセラミックで、いずれもMRI画像に影響を与える可能性があります。
MRI検査の概要
MRIは強力な磁石と無線周波数パルスを利用して、体内の断層画像を非侵襲的に取得します。1回の検査で多数の画像が生成され、コンピュータに保存したりフィルムに出力したりできます。
リスク
心臓ペースメーカーや金属インプラント、眼球内に金属がある方は、MRIの強磁場により金属が移動したり熱くなったりする危険があるため、検査を受けられません。
事実
米国国立衛生研究所(NIH)によると、MRIは股関節置換術が失敗した原因を特定するのに有用であることが報告されています。
ポイント
放射線や磁気を使用する検査を受ける際は、事前に手術歴や既往症を必ず医師に伝えてください。
