股関節置換術後の効果的なリハビリ方法

股関節置換術の後は、一定期間痛みが続き、患部の筋力強化が必要です。年齢や体調により回復速度は人それぞれですが、正しい手順を踏めば安全に日常生活へ復帰できます。以下に、術後のリハビリで重要なポイントを7つにまとめました。

回復のための基本指示

  1. 寝ている間は必ず枕やくさび形のクッション(外転クッション)を両脚の間に入れます。脚が交差すると人工関節が脱臼しやすく、強い痛みを伴うリスクがあります。術後数週間は仰向けで寝るよう指示されます。

  2. 脚を交差させないこと、足を内側にねじらないこと、股関節を90度以上曲げないことは絶対に守ってください。術後に配布される注意事項シートに禁忌動作が記載されていますので、必ず遵守しましょう。

  3. 自力で歩けるようになるまで、松葉杖、杖、または歩行器を使用してください。術後数日で杖に切り替える方もいれば、高齢者はしばらく歩行器が必要です。歩行に不安がある場合は、無理に挑戦しないことが重要です。

  4. トイレには高めの座面(トイレシート)を設置します。低い座面に座ると股関節に負担がかかり、痛みや損傷の原因になります。高座面を使うことで安全にトイレを利用できます。

  5. 服の着脱は補助具を活用しましょう。ズボンを引き上げるためのフック付きドレッシングスティックや、足首まで伸ばせるソックエイド、床から物を拾うリーチャー、長い靴べらなどが便利です。無理に曲げて作業しないでください。

  6. 理学療法士の指示を忠実に守り、処方されたエクササイズを毎日行いましょう。正しいフォームで行うことが筋力強化と関節の安定化につながります。不明点は遠慮せずに質問してください。

  7. 術後の切開部は清潔に保ち、医師の許可が出るまで濡らさないようにしてください。感染は術後合併症の最大のリスクです。適切なケアで早期回復を目指しましょう。

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