股関節置換手術のための準備ガイド
手術前の基本的な準備
股関節置換は大きな手術です。手術前の準備は、術後の回復をスムーズにするために非常に重要です。医師の指示に従い、以下の項目を確認・実行してください。
必要なもの
- 食料品(調理が簡単で消化に良いもの)
- 枕(体位調整用)
- ホットパッドまたは湯たんぽ(温熱ケア用)
手順
- 手術内容と回復期間を把握する
手術後の入院期間や歩行が困難になる期間など、具体的な流れを医師に確認しましょう。質問したいことは事前にメモし、医師の回答は紙に書き残すと安心です。
処方薬・市販薬をすべてリスト化し、医師や看護師に伝えてください。アスピリンなどの血液をサラサラにする薬は、手術前に中止が求められることがあります。
- 歯科検診を受ける
過去1年以内に歯科受診していない場合は、歯科医院でチェックを受けましょう。口腔内の感染は全身感染のリスクとなります。手術前に歯や歯茎の問題を解消しておくことが重要です。
- 術前検査・血液採取の予約
医師が指示した血液検査、心電図(EKG/ECG)、胸部レントゲンなどを受けます。場合によっては自分の血液をあらかじめ採取し、輸血が必要になったときに使用できるように準備します。
- 麻酔科医との相談
手術に使用する麻酔の種類や方法について、麻酔科医に質問しましょう。自分の体調や不安点を伝えることで、最適な麻酔計画を立ててもらえます。
- リハビリテーションの事前相談
理学療法士と面談し、手術後に必要となる杖や歩行器などの補助具を確認します。また、回復を早めるエクササイズのデモンストレーションを受け、術前に練習しておくとスムーズです。
- 搬送と買い物のサポート体制を確保
入院・退院時の送迎や、薬・食料品の受け取りを手伝ってくれる家族や友人を決めておきましょう。柔軟に対応できる人がいると安心です。
- 回復期間中の訪問・サポート計画
術後の入院は3〜5日程度、退院後は1週間以上の安静が必要です。食事や家事を手伝ってくれる人を数名用意し、無理に1人に負担をかけないようにしましょう。過度な自己負担は回復を遅らせます。
- 食料品の買い出し
術後10日以上は外出が難しいこともあるので、手術前に十分な食料を備蓄してください。調理が簡単で胃に優しいものを選びましょう。
- 事前に数食分の料理を作り置き
好きな料理を作って冷凍・冷蔵保存し、術前の数日間にまとめて用意しておくと、術後の食事が楽になります。
- 回復エリアの準備
手術前夜に、ベッドやソファなど自宅の快適な場所に回復エリアを設けます。手の届くところに枕を複数用意し、体位調整に使えるようにします。ホットパッドや湯たんぽも近くに置いておきましょう。
リモコン、好きな本や雑誌、映画、ゲーム、食事用の硬めのテーブルなど、長時間起き上がらずに過ごせる環境を整えておくと、術後のストレスが軽減されます。
