股関節置換手術の主な3つの手術法とは
1. 後方アプローチ(Posterior approach)
背面から切開し、股関節に直接アクセスする従来の手法です。全人工股関節置換術(THA)で頻繁に用いられ、関節全体を置換します。ただし、梨状筋への影響で術後に筋肉の問題が起こることがあります。
2. 前方アプローチ(Anterior approach)
前側から切開し、筋肉を横切らずに手術を行うため、筋肉損傷が少なく、術後の痛みが軽減されます。臀部腱(大臀筋・中臀筋)を温存でき、股関節の安定性を保ちます。このため、部分股関節置換術(損傷した部分のみを置換)に適しています。
3. 側方アプローチ(Lateral approach)
大転子付近の外側から切開し、関節を直接視認しながら手術できる手法です。全人工股関節置換術でも使用され、視野が広く安定した固定が可能です。
