子宮摘出術後に起こる膀胱脱(シストセール)の概要と対策
骨盤臓器脱は、骨盤内の臓器(膣や膀胱など)が本来の位置から下がってしまう状態です。膀胱が脱出した状態は「シストセール(膀胱脱)」と呼ばれ、子宮摘出術(子宮全摘)後に起こることがあります。
意義
- メイヨークリニックによると、生涯で約11人に1人の女性が骨盤臓器脱の手術を必要とするとされています。
影響
- 骨盤部の圧迫感や不快感、膣口に膨らみを感じることがあります。
- 頻繁な尿路感染、尿失禁、排尿困難などの泌尿器症状が現れやすくなります。
種類
- シストセールは重症度により3段階に分類されます。
- Ⅰ度:膀胱が僅かに下がり、膣内に軽度の膨らみがある程度。
- Ⅱ度:膀胱が膣口まで下がり、膣から見える膨らみが顕著になる。
- Ⅲ度:膀胱が膣外へ突出し、外部からも確認できる状態。
診断
- 診察、膀胱鏡検査(シストロウレノスコピー)、超音波検査、MRI などを組み合わせて診断します。
治療
- 多くの場合、外科的手術が必要です。膣壁に切開を入れ、膀胱を元の位置に戻し、周囲の結合組織を縫合して固定します。
- 手術後はリハビリや骨盤底筋トレーニングで再発防止を図ります。
適切な診断と治療により、日常生活の質を向上させることが可能です。
