腎盂切除(ピエレクトミー)とは?
腎盂切除(ピエレクトミー)は、腎臓と尿管をつなぐ漏斗状の構造である腎盂を外科的に切除する手術です。尿管は腎臓から膀胱へ尿を運ぶ管で、腎盂に異常があるとさまざまな症状や合併症が生じます。
適応となる主な疾患
- 腎結石
- 腎盂の腫瘍
- 腎盂の感染症(腎盂炎)
- 先天性の腎盂異常
手術の方法
開腹腎盂切除
腹部または背部に切開を加えて行う従来型手術です。外科医は腎盂を慎重に切除し、周囲の組織を損傷しないように注意しながら、尿管を再び腎臓に接続します。
低侵襲腎盂切除(腹腔鏡手術)
腹部に数箇所の小さな切開を入れ、カメラと専用器具を使って腎盂を切除します。開腹手術に比べて切開が小さく、入院期間が短く、回復も早いのが特徴です。
術後の回復
回復期間は手術方法により異なります。開腹手術の場合は数日間の入院が必要になることが多く、低侵襲手術は当日または翌日には退院できるケースもあります。術後は痛みや腫れ、切開部のあざが見られることがありますが、鎮痛薬で管理できます。
合併症と注意点
ほとんどの患者は問題なく回復しますが、以下のような合併症リスクがあります。
- 出血
- 感染症
- 周囲組織の損傷
- 尿管狭窄
- 手術前の原因疾患の再発
手術を検討している方は、医師とリスク・ベネフィットについて十分に相談し、最適な治療法を選択してください。
