ラップバンド(胃縮小バンド)スリップの兆候と対処法

ラップバンドは胃の周囲に装着する調整可能なバンドで、胃の容量を制限し、摂取できる食事量を減らす手術です。主に食事や運動だけでは体重が減らない肥満患者に対して行われます。バンドがずれる(スリップ)と、胃がバンドを通り抜けてポーチが拡大し、さまざまな症状が現れます。以下に代表的な兆候とその対処法を示します。

吐き気

バンドがずれた場合、食事の有無に関わらず持続的な吐き気が現れます。過食による一時的な吐き気とは異なり、食事を取っていなくても症状が続く場合はスリップのサインです。液体でも同様に吐き気が出ることがあります。術後は食後の体調変化に注意し、異常を感じたら医師に相談しましょう。

胃酸逆流(胸焼け)

バンドがずれると胃酸が食道へ逆流し、胸焼けや喉の違和感、乾いた咳が出ることがあります。以前は固形食が問題なく摂取できていたのに、急に胸焼けが起きた場合はスリップが疑われます。

嘔吐

バンドスリップにより嘔吐が起こることがあります。嘔吐が頻繁になると食事が取れず、栄養不足や体重減少の妨げになります。以前は問題なく食べられた食事で嘔吐が出る場合は、早急に医師の診断を受けてください。

食事量の増加

バンドがずれて胃のポーチが大きくなると、以前より多くの食事が摂取できるようになります。これにより食事量が増え、減量効果が低下します。術後は一食あたりの摂取量を自己管理し、変化があれば医師に相談しましょう。

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