手術器具の使用準備手順

予備洗浄(Pre‑cleaning)

1. 器具のすすぎ:流水で器具全体を十分にすすぎ、目に見える汚れや血液を除去します。

2. 浸漬:乾燥した汚れが付着している場合は、酵素系洗剤に数分間浸して汚れを緩めます。

洗浄(Cleaning)

1. 超音波洗浄:酵素洗剤または界面活性剤を混合した液体を入れた超音波洗浄機に器具を入れ、メーカーの指示通りの時間で洗浄します。

2. 手洗浄:超音波洗浄装置が利用できない場合は、柔らかいブラシと洗剤溶液で手作業で洗浄し、隙間や細部まで丁寧に清掃します。

3. 十分なすすぎ:清浄水で器具をしっかりとすすぎ、洗剤残留物を完全に除去します。

消毒(Disinfection)

1. 化学的消毒:メーカーの指示に従って消毒液を調製し、推奨時間だけ器具を浸漬します。

2. 再度すすぎ:滅菌用の無菌水で器具を十分にすすぎ、消毒剤の残留を取り除きます。

検査とメンテナンス(Inspection and Maintenance)

1. 検査:損傷、摩耗、錆、欠陥がないか目視で確認します。

2. 鋭利化(研磨):必要に応じて、認定された研磨サービスに依頼するか、メーカーの指示に従って自己研磨を行います。

3. 潤滑:可動部がある器具は、メーカー指定の潤滑剤を適切に塗布し、スムーズに動作するようにします。

滅菌(Sterilization)

1. 包装:洗浄・消毒済みの器具を適切な滅菌用ラップや容器で包装します。

2. 滅菌方法の選択:オートクレーブ(加熱滅菌)や化学蒸気滅菌など、適切な方法を選び、推奨の時間・温度で実施します。

3. 滅菌後の処理:滅菌装置から器具を取り出し、取り扱う前に十分に冷却させます。

上記の手順を順守すれば、手術器具を安全かつ無菌の状態で使用でき、手術中の感染リスクを最小限に抑えることができます。

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