ラップバンドがずれたときの対処法

ラップバンド(調整可能胃バンド)は、外科的に胃の上部に装着されるシリコン製のインフレータブルデバイスで、食事量を制限し肥満治療に用いられます。手術後の合併症として最も一般的なのがバンドのずれ(スリップ)です。ずれが起きた場合は、早期に症状を把握し外科的処置を受けることが唯一の対処法となります。

症状

  • ずれは徐々に進行するため、最初は胸やけや逆流感が強くなることがあります。これらの症状は嘔吐や吐き気が現れる前に出やすいです。
  • 嘔吐や吐き気が出た場合は速やかに医師の診察を受けてください。
  • 進行すると嚥下障害(飲み込み困難)が突然起こり、食べ物や唾液さえ飲み込めなくなることがあります。

治療法

  • ずれたラップバンドは外科手術で修復または除去が必要です。できるだけ早く手術を受けることが重要です。
  • 術前にレントゲン検査やバリウム嚥下検査でずれの有無を確認します。
  • 手術時間はバンドの状態により異なり、胃からバンドを剥離して再装着するか、完全に除去するかを外科医が判断します。
  • 必要に応じて胃の位置調整やバンドの再装着・不装着の選択が行われます。

予防策

  • 手術時のミスや不適切なバンド位置がずれの主な原因です。信頼できる外科医を選び、手術後に合併症が続く場合は速やかに他の医師へ相談しましょう。
  • 使用するバンドは品質が高く、合併症リスクが低いものを選びます。
  • 手術後4週間は固形食を避け、流動食や柔らかい食事に切り替えて徐々に新しい食材を導入してください。
  • 過食はバンドのずれを招きやすいので、食事量を適切に管理し、少量ずつ摂取することが大切です。

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