スリップしたラップバンドはどのように見えるか?
ラップバンドは、胃の周りに取り付けられる調節可能なシリコンバンドで、食事量を制限し減量をサポートします。稀にバンドが本来の位置からずれることがありますが、実際に医師が「スリップしたラップバンド」と言うときは、バンドの上部に胃がずれてしまった状態を指します。
外観(外部)
バンドがスリップしても、皮膚表面からは何も見えません。腹部は通常通りの見た目です。
内部の様子
腹部を内部から観察できた場合、バンドの上方に膨らみ(隆起)が見えることがあります。また、バンド自体がねじれていることも確認できます。
前方スリップ(Anterior Slippage)
胃の前部がバンドの上にずれ上がると、胃の前面に膨らみが現れます。
後方スリップ(Posterior Slippage)
胃の後部がバンドの上にずれ上がると、背面に膨らみが見られます。近年の手術技術の向上により、1990年代に比べてこのタイプのスリップはかなり減少しています。
スリップの確認方法
医師は上部消化管造影(Upper GI series)というバリウムX線検査を行い、バンドの位置を確認します。患者はバリウム液を飲み、撮影されたX線画像上でスリップしたバンドが可視化されます。
