レーザーの安全性:目に及ぼすリスクを正しく理解しよう

レーザー光は、出力や波長、照射時間によって目に深刻な損傷を与える可能性があります。以下では、代表的なリスクとそのメカニズムを解説します。

網膜焼傷(Retinal burns)

レーザー光が網膜に直接当たると、集中したエネルギーが熱を発生させ、感光細胞を焼損します。これにより視野の一部が永久的に失われるほか、中心視力が低下することもあります。

角膜損傷(Corneal damage)

角膜は目の最前面にある透明な組織で、レーザーによる熱や光化学反応で炎症や疼痛、視力低下を引き起こすことがあります。重度の場合、視力喪失につながります。

白内障のリスク(Cataracts)

長時間にわたるレーザー放射は、水晶体のたんぱく質を変性させ、白内障の発症リスクを高めます。白内障は視界がぼやけ、まぶしさや最終的な失明をもたらします。

眩しさと閃光盲(Glare and flash blindness)

強い光束は瞬時に網膜を刺激し、数秒から数分間の視覚遮断(閃光盲)や強いまぶしさを引き起こします。運転や機械操作中など、視覚が不可欠な場面で特に危険です。

間接的な眼損傷(Indirect damage)

レーザーが目の近くの皮膚に当たると、組織の腫れや炎症が起こり、二次的に視力に影響を与えることがあります。

危険度はレーザーの出力、波長、照射時間に依存し、国際規格では「クラス1」から「クラス4」までに分類されています。使用時は必ず適切な保護具と安全手順を守りましょう。

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