10代が受ける整形手術のリスクと合併症
乳房拡大手術のリスク
「Journal of Adolescent Health」に掲載された研究によると、乳房インプラントは10代の女性に最も人気がある一方で、論争も多い手術です。インプラントメーカーの報告では、若年層の女性の多くが手術後3年以内に何らかの重大な合併症を経験しています。代表的な合併症は感染、血腫・漿液嚢(せんえきのう)、乳頭感覚の喪失、肥厚性瘢痕、カプセル拘縮です。インプラントは約10年で劣化し、破損や漏れが起こりやすく、再手術が必要になる可能性が高いです。また、授乳ができなくなる可能性や、将来のマンモグラフィ検査に支障をきたすことも指摘されています。
脂肪吸引のリスク
脂肪吸引の主なリスクは、感染、皮膚・神経・臓器の損傷、血栓・脂肪塞栓、過度な体液喪失によるショックや最悪の場合は死亡です。リドカイン中毒、肺に体液がたまる肺水腫、皮膚や深部組織の損傷も報告されています。手術技術のミスにより、凹凸やしわが残ることや、腸管や腹壁の穿孔が起こることもあります。10代は代謝が高く自然に体重が落ちやすいことから、リスクの高い短期的な解決策に頼るべきではありません。
一般的な整形手術のリスク
全身麻酔や鎮静を伴う手術全般に共通する合併症として、血栓、脳障害、心筋梗塞、神経障害、脳卒中、一時的な麻痺、不整脈、気道閉塞、最悪の場合は死亡があります。手術中に嘔吐して吸引(誤嚥)すると、慢性咳嗽や肺炎を引き起こすことがあります。また、縫合が緩むと内部出血やヘルニアが生じ、追加手術が必要になることもあります。美容整形は費用が高額で保険適用されないことが多く、10代が自己負担で手術費用を支払うと、早期に経済的な負担を抱えるリスクがあります。
